桃の実をじっくり糖蜜に漬け、氷餅をまぶした生地に包んだものお菓子が「桃べっぴん」になります。

幼果桃をまるごと使われており、果肉や桃の風味がよさそうだなと思いました。

今回、初めていただくものになりますが、上品そうなお菓子に期待感がありました。

• 外箱と箱の中身
• 第23回全国菓子博覧会「茶道裏千家家元賞」
• お菓子の紹介
• 添加物や保存料
• お店の手提げ袋
• 価格の情報
• 販売先の情報

外箱と箱の中身

外装は、薄い透け紙に紐掛け包装されており丁寧な様子。
こちらを取り外してあげると桃らしい彩色の外箱が見られます。包むような形になっていますね。

こちらは全部で6個入りのものです。
個包装は、上部を絞るように紐で止めてあり山型をしているところもひと工夫されております。

第23回全国菓子博覧会「茶道裏千家家元賞」

桃べっぴんは、第23回全国菓子博覧会（平成10年（1998））にて「茶道裏千家家元賞」を受賞しております。

茶道裏千家家元賞は、茶道と関連の深い製菓の中で優秀と認められたものに送られる賞になります。

お菓子の紹介

外側の皮には、氷餅（餅を水に浸して凍らせ乾燥させたもの）をまぶされておりますが、生地が隠れる程は使われていないせいか言われてみないと気付かないものかもしれません。

また、皮は薄皮で柔らかい生地の口当たりの良いもの。
中には白餡が若桃を覆っておりますが、これが少し甘めです。加えて、桃も糖蜜漬けをされていることもあり、結構甘めなお味をされています。

若桃は桃の風味はありますが、洋酒を使われていることで洋酒の香りが強く、桃の香りはほのかな感じ程度と思いました。

中の若桃は幼果桃と呼ばれるもので、桃の成長過程で直径2～3cmの小さな実のうちに間引きされるものですね。5月頃によく採れるそうです。
やや歯応えを感じる食感やすっきりした酸味は、成熟した桃と異なるところかもしれませんが、蜜煮して果肉も種も柔らかく食べられるようなお菓子が多いです。

こちらの若桃も果肉がしっかりしていてほんのり桃の香りもするのは確かですが、やはり個人的には少し甘めで洋酒の印象が強いと感じました。桃の風味が薄くなってしまっていて全体的に甘めなせいか桃の味自体も薄い印象でした。

添加物や保存料

原材料は写真の通り。日持ちは40日程でした。

様々な原材料が使われているようですが、気になるのは「粉末油脂」と「酸化防止剤」あたりです。
粉末油脂に使われる、食物油脂やコーンシロップの食品添加物は避ける方もおりますし、酸化防止剤の保存料もあまり好まれてはいません。また、V.C（ビタミンC）とトコフェロールの二つの保存料が使われているようですが、おそらく皮の部分と桃の部分で使い分けしているからだと思われます。
いずれにせよ、添加物や保存料が気になる方は確認されておくのがいいですね。

カロリー

お店の手提げ袋

お店の手提げ袋は、写真のようなものでした。
※公式オンラインショップで購入の場合、手提げ袋はつけていただけないようです。（2021年9月時点）

価格の情報

沢菊「桃べっぴん」6個入の価格は、
1,425円（税込）

6個の果実菓子
1個あたり238円くらい