「をちこち」
あちらこちらの意味を持つ菓名は、山々の風情を表現されたとのこと。

はた目には、チョコレートケーキにも見えるをちこちですが、ザ・小豆の和菓子です。

お味が良かったのもあるけど、なんだか印象に残る和菓子です。いい意味で期待を裏切られたから？

『くつろぎの味を幾重にも重ねました。おもてなしの心を伝えます。両口屋是清の「をちこち」』（数十年前のCMより）

をご紹介いたします。

• 外装の雰囲気
• 5層構造のをちこち
• お味の感想
• 印象に残る和菓子
• 手提げ袋の写真
• 価格の情報
• 販売先の情報

外装の雰囲気

写真は半棹のもの。半棹で、大体4、5切れくらいに切り分けられます。

密封袋入りになっていますので、未開封であれば日持ちもそれなりにします。（日持ちは30日程）

5層構造のをちこち

をちこちは、間の羊羹はさておき、両面のスポンジに見える部分とその下の白い部分も小豆で出来ています。

この両面部分は、小豆と砂糖と米粉、餅粉と山芋を原材料に蒸しあげたものです。米粉（や餅粉、山芋）が加わり、そぼろ状になるのが特徴です。（村雨と言われるお菓子です）

白の部分は原材料を見たところ「福白金時豆」がありましたので、白金時の村雨になっているわけですね。手が込んでいます。

小豆の村雨も白金時の村雨も、もちろん羊羹部分も小豆が使われたものですので、小豆三昧な菓子になっています。

お味の感想

これがちょっと変わっているんですよ。

味は、みずみずしさの感じからも羊羹の味が強いですが、表面のそぼろ状の部分が変わっているからか、小豆のほんのりした甘さがよく出ています。これが美味しいんですよね。
もちもちするほどの食感ってわけでもありませんが、柔らかな歯ざわりある食感になっているし、小豆の風味がいいものです。

羊羹の部分は、ちょっと重たいなって思ってしまいましたが、日本茶をお供にのんびりいただけるような和菓子に違いありません。

印象に残る和菓子

をちこちの発売は、昭和34年（1959年）。長く親しまれてきたお菓子ですが、私の中でも印象に残る和菓子です。
昔、足の骨を骨折した時に、愛知に住む叔父様がお見舞いに持ってきてくれて思い出深い。
といった思い出菓子という方もいるかもしれませんが、工夫の凝らした味のある一品だと思いますので、手土産にもいいものだと思います。（たまーにいただくからいい物っていうのもありますね）

カロリー

手提げ袋の写真

お店の手提げ袋は写真のようなものになります。

価格の情報

両口屋是清「をちこち」半棹の価格は、
810円（税込）

一棹（ひとさお）のものは、1,620円になります。

※価格は、2022年5月24日時点のものです。

販売先の情報

本町店

直営店は、愛知県内の数店舗になりますが、販売店は、全国各地の百貨店などに出店されています。詳しくは公式ホームページをご確認ください。
また、大手通販サイトでの取り扱いもあるようです。（公式ストアではないようですが、大手百貨店が販売されています）

食べてもらった方から感想をいただきました。（管理人）

紹介した商品の詳しい情報

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