伊勢名物のあんころ餅って言えば有名なのはアレだけど、それよりも古い歴史を誇るのが「お福餅」

パッケージにも「創業 元文三年（1738年）」とあるように、280年以上続く古き良きお店です。

江戸時代から続く そのお味は、お伊勢参りの旅人たちを出迎え、お茶をすすりながらほっと一息つける癒しのひと時だったのだと思います。

• 薄い桃色のパッケージ
• お福餅は一つ一つ手作り
• お菓子の写真とお味
• 伊勢のお土産ならこれかな
• 原材料表記
• 価格の情報
• 販売先の情報

薄い桃色のパッケージ

伊勢名物のあんころ餅というと他のメーカーのお品もありますが、なんとなくイメージするのが薄い桃色のパッケージ。

例えば、赤福の名前の由来とされる「赤心慶福」（せきしんけいふく）という言葉もありますし、
禅の言葉に「赤心片片」（せきしんへんぺん）があったりします。
「赤心」とは、赤ちゃんのような純粋無垢な心をさしますが、真心を大事にされる和菓子屋さんの気持ちの表れであるのかもしれないですね。

それから、お福餅の由来と言えば栞にも記載があるとおり、

「御福」の名は伊勢市二見浦に縁があるアマノウズメノミコト（天鈿女命）の通称からいただいたもの。

天岩戸神社東本宮に祀られる天鈿女命像は、天の岩戸の前で舞い踊り、八百万の神々を笑わせた古事記の逸話の一幕です。赤い頭巾をかぶった踊り姿を拝見できます。

あんころ餅の桃色のパッケージは赤と縁のある、お菓子に似合った彩色なんだと思います。

桃色の箱包装をほどいてあげて、箱を開けてみると写真のような形で収まっています。
お福餅は密封容器に入っており、容器の内側に乾燥剤がつけられ、日持ちする工夫をされております。

お福餅は一つ一つ手作り

かなり綺麗な形をしていて、一つ一つ丁寧に手作りされているのが伝わりますね。
お餅作りの様子は、公式ホームページのトップページで見ることができるので、気になった方は職人さんのリズミカルな手作業を見てみるのも面白いです。

それと、折箱への盛り付けもうまいこと。所せましとあんころ餅が並ぶ姿は見てるだけでいいものです。（おいしそう）
あんこの波打つような独特な形は「二見浦の清き渚に打ち寄せる波」を表現したものだそうです。

伊勢名物のあんころ餅の中で、お土産用で手作りなのは、お福餅だけだと思います。（赤福もお土産用は機械製造。ちゃんと手作りというところもお店のお菓子作りへのこだわりが感じられます）

お菓子の写真とお味

お福餅は、木へらですくうように取り出してあげます。
お餅が柔らかでなかなか形を崩さずに取るのが難しいのですが、木へらのおかげでそこは大分楽に。

手前の竹楊枝は家にあったものです。（添付はされていません）

少し餡が崩れてしまいましたが、それでも餡がたくさん。お餅もとっても柔らかそうでした。

お福餅をひと口してみると、さらっとした餡でお餅が柔らか。食べにくさなんて微塵も感じない。
本当にさらっと一つ食べれてしまう。
餡子も甘さ加減が絶妙で、甘すぎずしつこすぎず、後味もすっきりしているかのよう。

これがなんとも美味しいんです。

長く親しまれる名物に共通する、飽きの来ない味。なんだか和んでしまうような味でした。

伊勢のお土産ならこれかな

伊勢名物のあんころ餅と言えば、有名なのは別のお品かもしれませんが、伊勢にはお福餅がありました。
地元では元祖はこっち。とも言われるみたいですが、地元に長く愛される味は、やっぱりいいお味。
手作りってところもいいし、それに日持ちも一週間くらいあるので、お土産にも使いやすいところ。

私は、伊勢であんころ餅を買うなら「お福餅」かな。

原材料表記

原材料は写真の通りでした。材料へのこだわりも見て取れます。

カロリー

価格の情報

伊勢名物「お福餅」8個入の価格は、
750円（税込）

8個の和菓子
1個あたり94円

※価格は、2021年5月24日時点のものです。（公式オンラインショップ参照）
※私が購入したお店では、961円（税込）でした。購入先により価格の違いがあるようです。

他にも4個入のものが販売されています。

販売先の情報

御福餅本家 二見本店

手作りで日持ちが短めなこともあり、販売先は限られているようです。
伊勢や関西圏の一部のSAや空港売店が主な販売先。また、催事販売や食品スーパーでの取り扱いも稀にあるようです。
通販では、公式オンラインショップで購入が可能です。（以前は、Amazon、楽天でも購入できたようですが、現時点（2021年5月）の取り扱いはありませんでした）

食べてもらった方から感想をいただきました。（管理人）

紹介した商品の詳しい情報

公式ホームページやオンラインショップはこちらです。