近所の百貨店で見つけた「くるるかと」
何とも和菓子らしい菓銘が気になり、手に取ってみるとベルギービールとピーカンナッツの羊羹らしく。期間限定の販売とのことでしたが、とてもユニークなお品ですね。

羊羹とビールとピーカンナッツ。何とも珍妙な組み合わせだと思ってしまいましたが、なかなか口にしない味です。どんなお味か気になるところでした。

乃し梅本舗佐藤屋さんの「くるるかと」を購入してみましたので、写真などお時間あれば見てみてください。

• くるるかと～古今和歌集～壬生忠岑
• お味の感想
• 初めての味に出会える
• 原材料表記
• 価格の情報
• 販売先の情報

くるるかと～古今和歌集～壬生忠岑

くるるかと見ればあけぬるなつのよを
あかずとやなく山郭公

出展：古今和歌集
作者：壬生 忠岑（みぶの ただみね）

くるるかと、菓銘の由来は、上記のとおり平安時代の和歌より。

佐藤屋さんの創作和菓子は、こちら以外にもいくつかありますが、菓銘はやはり和を感じさせるものが多く、玉響（たまゆら）、まゆはき、うやむやにりぶれ、語感の響きよく趣きや風情を感じる名前も良さを感じるものと思います。

お店の商品案内では「ネオ和菓子」と記載がありますが、お菓子の出来栄えは和菓子そのもの。これまでなかなか組み合わせられなかった食材との融合がとても興味深いお品だと思いました。

くるるかとは羊羹一本での販売で、箱を開けるとご覧の通り。密封袋に入っているので開封前は一ヵ月くらい日持ちします。

お味の感想

お菓子の見た目は、ピーカンナッツの存在感がスゴイ。かなり大粒のピーカンナッツでなかなかのインパクトです。

また、開封した時の香りも独特でなんと表現したらいいか難しいのですが、ナッツを燻したような香りというかナッツの香ばしさだけではない香りがします。これは正直いい香りとは言いにくいところです。

お味は、ひと口してみると甘いのは甘い。でも、妙な酸味やほんのわずかな苦味みたいなものは、これがビールの感じなのかなと思うところ。羊羹なので甘ったるいのはそうなのですが、後味はそれを感じさせないところがビールやピーカンナッツの香ばしさやコクなのかなと思いました。

初めての味に出会える

羊羹にナッツ、ビールの組み合わせはとても珍しい組み合わせ。お味の良さもさることながら初めて味わえる食の体験としても良いお品だと思いました。気になる方は手に取ってみるのもよろしいかと思います。

原材料表記

原材料は写真の通り。日持ちは1ヵ月程でした。

カロリー

価格の情報

乃し梅本舗佐藤屋「くるるかと」の価格は、
1,620円（税込）

※価格は、2024年6月11日時点のものです。

販売先の情報

乃し梅本舗佐藤屋 本店

山形県内、やまがた大沼デパート、山形駅ビルS-PALなどでお店を展開されています。また、催事出店などもあり百貨店等で購入できることも（私も三越で購入しました）。
くるるかとは期間限定販売とのことなので販売時期などはの詳しくは、佐藤屋の公式ホームページやSNS等でご確認ください。

食べてもらった方から感想をいただきました。（管理人）

紹介した商品の詳しい情報

公式ホームページやオンラインショップはこちらです。