柏屋「薄皮小饅頭」はなぜ日本三大まんじゅうなのか?

個包装日持ち短め柏屋福島

薄皮小饅頭詰合せ

  • 9個入り2箱
  • 1,620円(税込)
  • 柏屋

 柏屋のまんじゅうといえば、薄皮の小饅頭。そして日本三大まんじゅうのひとつ。

薄皮の黒糖を合わせた皮の風味とさらっとした口当たりの良い餡が美味しい饅頭です。

つぶ餡とこし餡のものがあるのですが、好みに合わせていただけるのもありがたいところです。

つぶ餡、こし餡の詰合せを購入してみましたので、柏屋の薄皮小饅頭はなぜ日本三大まんじゅうと言われているかをまとめつつ撮った写真もお楽しみいただけたらと思います。

詰合せの化粧箱

包装
詰め合わせ用の箱。2段重ね

さて、日本三大まんじゅうの一つということですが、日本三大まんじゅうって何?という話も。

日本三大まんじゅうとは?に関しては、柏屋さんの公式HPにある以下のページが詳しいです。

柏屋公式HP『日本三大まんじゅうとは

日本三大まんじゅうは、東京、岡山、福島のおまんじゅう

外箱
箱の工夫。スリットから賞味期限が確認できる

柏屋さんのホームページでは、まんじゅうのルーツから始まり、饅頭屋の元祖とも言える塩瀬総本家の創業から江戸時代の饅頭文化の広まりまでの説明があります。
その中で、

東京「志ほせ饅頭」
岡山「大手まんぢゅう」
福島「柏屋薄皮饅頭」

が紹介されており、日本三大まんじゅうとされています。

どうやって日本三大まんじゅうが決まったのか?

外箱
2段重ねになっています。

東京「志ほせ饅頭」は、まんじゅうを伝えた中国の林浄因が始祖である塩瀬総本家のものというわけでよくわかります。
この他の二つ岡山「大手まんぢゅう」と福島「柏屋薄皮饅頭」は、歴史こそ古いものの他にも老舗饅頭と呼べるものは日本中にありますので、なぜこれらが選ばれたのか気になるところ。

なぜ日本三大まんじゅうと呼ばれるようになったかと言えば、こちらも柏屋さんの公式HPの内容が詳しいです。

柏屋公式HP『日本三大まんじゅうとは

こちらの参考文献を見てみると、一番古い文献は講談社『日本三大ブック』1993年3月発行。
こちらに「味、姿、風格と、三拍子揃った日本を代表する三大名物饅頭」として紹介がされております。

その後、

幻冬舎文庫『あなたは3つ言えますか?「日本三大」雑学236』(2003年7月発行)
三笠書房『《図解》日本の「三大」なんでも事典』(2007年11月発行)
PHP文庫『「日本三大」なるほど雑学事典』(2009年12月発行)

と相次いで発行された「日本三大〇〇」の本にいずれも同じく、東京「志ほせ饅頭」、岡山「大手まんぢゅう」、福島「柏屋薄皮饅頭」が紹介されているというわけです。

元になっているのは、1993年3月発行の『日本三大ブック』だと考えられますが、特に大きな批判もなかったので他の書籍も追随したのではないかと思われます。

著者はどうやって日本三大まんじゅうを選んだのか

外箱
箱包装

書籍に紹介されるのがきっかけで、日本三大まんじゅうと呼ばれるようになったのはわかりましたが、数多くあるまんじゅうの中でどうやって選んだのでしょう?
元祖と呼べる、東京「志ほせ饅頭」はさておき、他の二つは紹介文を読んでも確たるものがないような内容でした。

そこで、『日本三大ブック』の著者である、加瀬清志氏と畑田国男氏に関わりがあるのではと思い、出身地を確認してみると、

加瀬清志氏 -> 東京都出身
畑田国男氏 -> 岡山県出身

岡山「大手まんぢゅう」は、もしかすると岡山県出身の畑田国男氏が選んだものかもしれません。

では、柏屋「薄皮小饅頭」というと、こういった繋がりは確認できません。

福島県郡山市にある「萬寿神社」は林浄因を祀る「林神社」のご分社

商品全体像
箱の中身

福島県郡山市にある「萬寿神社」(まんじゅうじんじゃ)
林浄因命(りんじょういんのみこと)と田道間守命(たじまもりのみこと)が祀られております。

林浄因は、中国から日本へ初めてお饅頭を伝えた祖神であり、田道間守は、橘(みかんの原種)を伝えた祖神であります。

林浄因は、奈良にあるまんじゅうの杜 林神社に祀られておりますが、唯一ご分社いただいたのが「萬寿神社」です。

このような饅頭との深いつながりのある福島県郡山市にあり、これらを踏まえて柏屋「薄皮小饅頭」が日本三大まんじゅうに選ばれたのかもしれません。


とはいえおまんじゅうは、全国各地に名物がありますね。
群馬県なら伊香保温泉の湯の花まんじゅう、埼玉県は十万石饅頭、広島県はもみじまんじゅう、鹿児島県ならかるかん饅頭。1年間に最も売れたあんこまんじゅうでギネス世界記録認定の博多通りもん。
三大とくくるには美味しい饅頭が多すぎると思うのですが、一応よく知られた日本三大まんじゅうがこの三つということだと思います。

薄皮小饅頭の紹介

「薄皮小饅頭」という名前、私が購入した2019年11月当時はこの名前で販売されていたものですが、現在は「小さな柏屋薄皮饅頭mini」の名前に変わったようです。中身は変わらないものと思いますが、こちらで紹介しているものは旧名時代の薄皮小饅頭になります。

大きさと重さ

大きさ
大きさ
重さ
重さ

大きさは、4cm程。
重さは、28g程。

小饅頭は薄いビニールにくるまれているものですが、これもひと工夫。フィルムをはがしやすくそのまま手に持っていただきやすいというありがたいものでした。

お味の感想

和菓子
左がつぶ餡、右がこし餡

写真のものは、左がつぶ餡、右がこし餡のものです。外見からはほぼ見分けはつかないのですが、個包装には「つぶ」「こし」と記載があります。

皮はつやつやした商品名通りの薄皮で、黒糖の風味良く、もちっとした食感のいいものです。
おまんじゅう自体はひと口サイズのものですが、薄皮なので餡はよく詰まったもの。

和菓子
つぶ餡

つぶ餡とこし餡はお好みで。
どちらもさらっとしたみずみずしい餡でして、口の中で広がりやすいものになっています。かと言って、甘すぎるということはなく後味もさっぱりしているような甘さが特徴です。やはり餡が美味しいです。

和菓子
こし餡

写真でも少しはみずみずしさが伝わるのではと思います。
私はどちらかと言えばこし餡派。さらっとした口どけが好みです。柏屋さんの薄皮小饅頭は特にみずみずしさがあるのでこし餡の方があっていると思いました。

最後に「うすかわ」君の限定パッケージも。

外箱
うすかわ君

うすかわ君限定パッケージは、こし餡のみのようです。
中身は一緒。かわいいパッケージを選ぶならこちらですね。

原材料表記

商品情報
原材料

原材料は写真の通り。日持ちは2週間程でした。

カロリー

つぶ餡1個 51kcal
こし餡1個 53kcal

柏屋さんの手提げ袋

手提げ袋
外箱

熨斗をかけていただくと写真のようなイメージになります。

価格の情報

柏屋「薄皮小饅頭詰合せ」9個入り2箱の価格は、
1,620円(税込)

1箱9個のおまんじゅう
1個あたり90円

※価格は、2020年11月27日時点のものです。

販売先の情報

柏屋本店

住所 〒963-8004 福島県郡山市中町11-8
電話 024-932-5580
営業 10:00~19:00
定休
HP https://www.usukawa.co.jp/
地図 地図はこちら

店舗での販売の他、全国の百貨店での取り扱い、東北、北関東のSA/PAなどでお買い求めができます。
通販は、公式オンラインショップと楽天でもショップを出店されております。

食べてもらった方から感想をいただきました。(管理人)

管理人

食べやすく甘さがちょうどいい

さらっとした餡がいただきやすく、水分量多めなのかみずみずしさのある餡でした。食べやすく幅広い年代に好まれるお味だと思います。美味しかったです。

※感想はもらえなかったので私です。(管理人)
※職場や友人へ配っていて、お味の感想をくれる人はなかなかいません。一言コメントが多いです。
※あくまで個人の感想です。

紹介した商品の詳しい情報

メーカー 柏屋
商品名 薄皮小饅頭詰合せ
内容量 9個入り2箱(つぶ・こし)
価格 1,620円(税込)
賞味期限 製造日より7日間
サイズ 約16.5cm×16.5cm×6.5cm
アレルギー 小麦
カロリー つぶ餡1個 51kcal
こし餡1個 53kcal

公式ホームページやオンラインショップはこちらです。

柏屋 https://www.usukawa.co.jp/
柏屋薄皮小饅頭詰合せ

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お土産まいり管理人

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