香川県高松市の和菓子メーカー「かねすえ」の銘菓「大禹謨」

「大禹謨」は、だいうぼと読み、治水の神で知られる中国夏王朝の始祖禹王から由来しているそうです。

というのも江戸初期の高松藩奉行、西嶋八兵衛がため池の新設・修理の際「禹王」にあやかり「大禹謨」と石に刻み川中に祀られております。

お菓子の大禹謨は、香川県産（主に讃岐産）の素材を使った上品なお饅頭になります。

• 外箱と箱の中身
  • 最優秀賞と名誉総裁賞
• お菓子の紹介
• 原材料表記
• お店の手提げ袋
• 価格の情報
  • 価格が変わっています。
• 販売先の情報

外箱と箱の中身

昨今、キングダムなどの実写映画化などもあり、中国の古い歴史が注目されていると思います。
「禹王」についても、中国の歴史に関心がある方は、ご存知の方も多い高名な人物です。

禹王は、夏王朝の始祖でありますが、夏王朝の時代は、紀元前21世紀頃～紀元前16世紀頃とされております。

夏王朝は、500年近く続いた王朝で、「夏」から続く王朝は、「商（殷）」、「周」と続き、春秋戦国時代（キングダムの舞台）を経て、中国統一を果たす秦の始皇帝の時代というものです。

禹王は、古代中国における、三皇五帝の五帝の一人とされることもあり、中国では知らない人がいないほどの有名な人物です。

日本にも治水の神の伝承は古くから伝わっており、禹王関連の史跡は、北海道から沖縄まで全国に100以上残っているそうです。
（調査が進めばさらに増えると言われています）

最優秀賞と名誉総裁賞

お菓子に戻りまして、大禹謨は

2011年かがわ県産品コンクール県知事賞「最優秀賞」受賞
2013年全国菓子大博覧会「名誉総裁賞」受賞

の受賞歴があります。

全国菓子大博覧会は、不定期ですが4年に1度くらいのペースで開催される和菓子の博覧会（品評会）。
この博覧会、グチのようなものですが、いつ探しても見つからない受賞したお菓子のリスト。
大体的に行われているはずなのですが、なぜか見つからない受賞したお菓子達です。（一部はあります。全国のものとなると見当たらない）

こちらの箱は、6個入りのものになります。

讃岐茶菓「大禹謨」
希少糖含有シロップ使用とあります。
この希少糖は、名前の通り希少なもので、自然界に存在する量が少ない甘味料というもの。
カロリー控えめ、甘味は砂糖よりも増しているというような希少糖です。

希少糖の種類は50種程度あるとされており、ガムなどで知られるキシリトールもその一つです。

お菓子の紹介

封を切るとシナモンが香ります。かなり強めのシナモンの香りで、この辺りは好みが分かれそうなところ。
しっとり目の皮には、讃岐産小麦と高松のオリーブ油が使われているそうです。加えて和三盆糖も使用されています。

餡には、黒豆（讃州黒）、希少糖含有シロップ、和三盆糖が使用されています。

この餡が、さらっとしたものではなく、滑らかとも違い、まったりしたような餡でした。
私は、この食味は好みではなかったのですが、希少糖が加わっているからでしょうか？

ですが、シナモンのきいた皮と餡の相性はよかったです。

香川県産の素材がたくさん使われた、地元のお土産らしいものです。
箱もしっかりしていて、手土産にも適していると思います。
高松にお立ち寄りの際は、手に取ってみるのも良いかと思います。

原材料表記

原材料は写真の通り。日持ちは1ヵ月程でした。

カロリー

お店の手提げ袋

お店の手提げ袋は写真のようなものでした。

価格の情報

かねすえ「大禹謨」6個入の価格は、
780円（税込）

6個のおまんじゅう
1個あたり130円

※価格は、2020年9月30日時点のものです。

他にも10個入のものが販売されています。

価格が変わっています。

私が購入した2019年8月当時と現在2020年9月時点では価格が変わりました。（価格は税込み表記）

以上のような価格変更があったようです。（1個あたり10円の値上がり）

販売先の情報

かねすえ JR高松駅店

上記の他、高松市内には、本店（扇町店）と丸亀町壱番街店があります。
他にも東京都内であれば、JR池袋駅南改札内、北改札外でお買い求めが可能です。
また、羽田空港第2旅客ターミナルでも出店されているようですので、こちらでも。
詳しい情報は、公式ホームページをご確認ください。

食べてもらった方から感想をいただきました。（管理人）

紹介した商品の詳しい情報

公式ホームページやオンラインショップはこちらです。