福井県と言えば羽二重餅。様々な和菓子屋さんで作られていらっしゃいます。
こちらのあらたまの羽二重餅は、新珠製菓さんのお品。昭和45年（1970年）創業の餅菓子を作られているお店です。

蟹を食べに行った両親からのお土産ですが、和菓子らしい良さのある羽二重餅だと思いました。

• 外箱と箱の中身
• 『羽二重』餅とはなんぞや
• お味の感想
• 原材料表記
• 価格の情報
• 販売先の情報

外箱と箱の中身

箱包装は、昔ながらの和菓子らしい様式。雰囲気がいいですよね。

外箱には草書体（くずし字）で書かれていると思われる商品の説明。

『知る人ぞ知る
　やわらかさ
　色つやのよき
　羽二重のはだざわり
　それにも劣らぬ
　この舌ざわり』

このような内容と思いますが、お店のお菓子作りの気持ちが伝わります。

こちらは20枚入りのもの。10枚ずつ密封されています。

『羽二重』餅とはなんぞや

羽二重..羽二重餅…家族に「羽二重って何？」と聞かれて、絹織物くらいしか思い浮かばないものでして。

少し調べてみると絹織物も正しくはなくて、羽二重（はぶたえ）は、羽二重と呼ばれる織り方で織られた織物のこと。なので、糸に絹が使われていなければ、絹織物とも呼べないわけですね。

また、羽二重と呼ばれる織り方は、通常は縦糸と横糸を一本ずつ交互に織り込んでいくところ、縦糸を二本・横糸を一本で織り込んだ、縦糸を二重に通したことから「二重（ふたえ）」の名称が使われています。
加えて、「羽（は）」は、織物の粗さ細かさを表すもので、1寸（3.7878cm）に何本の糸を使われるかというもの。先の説明の通り、一本ずつ使われる縦糸を二本使えば倍になるわけで、その分織物の密度は上がります。これが肌触りや着心地の良さにつながり、羽二重は主に高級な和服に使われるということです。

羽二重餅は、羽二重の肌触りや手触りのような舌ざわりの餅菓子というわけですね。

お味の感想

羽二重餅の原材料は、もち米・砂糖・水飴。加えて、くっつかないように澱粉を打ってあるシンプルなもの。これがとても柔らかく繊細な味であるのが不思議です。

羽二重餅の柔らかさもお見事で下の写真だと少し伝わるかもしれません。

ひと口すると歯ざわりの柔らかさ、けれど歯切れも良く、食べ進めると口どけの良い食べやすさがあります。
やや甘めかなと感じた甘さも、ついついもう一つに手が伸びそうになるのは、程好い甘さがこれなんだろうなって思います。

あらたまの羽二重餅。とてもいいお土産をいただきました。

原材料表記

原材料は写真の通り。日持ちは3ヵ月程でした。

カロリー

価格の情報

新珠製菓「あらたまの羽二重餅」20枚入の価格は、
1,188円（税込）

20枚の餅菓子
1枚あたり59円くらい

※価格は、2023年1月10日時点のものです。

他にも10枚入、24枚入のものが販売されています。（下記は、羽二重餅・白の価格）

※公式オンラインショップ調べ

販売先の情報

国高店

店舗は他にも小松店があります。どちらも福井県越前市のお店です。
また、公式オンラインショップでのお買い求めも可能です。
その他、大手通販サイトでは、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングでのお取り扱いもありました。
詳しくは、公式ホームページにてご確認ください。

食べてもらった方から感想をいただきました。（管理人）

紹介した商品の詳しい情報

公式ホームページやオンラインショップはこちらです。