今は昔、とんねるずの「新・食わず嫌い王決定戦」の番組で、関根勉さんがお土産に持参されたこともあったお品。（2008年6月12日放送。『安定した美味しさ』と語っていました）

さつま芋ときざみ栗を散りばめたスイートポテトで、表面を焼き上げ、中はなめらかさのある芋餡に栗の粒。さつま芋の甘さと栗の食感も楽しめる和風のスイートポテトといった印象です。

いもくり佐太郎は、福島県の土産菓子。第26回全国菓子大博覧会にて「名誉総裁賞」（最高賞）を受賞しております。
福島のお土産は、ままどおるの方が知られているかもしれませんが、こちらもいけると思います。

• 外箱と箱の中身
• お味の感想
• 「いもくり佐太郎」の由来となった民話
• 原材料表記
• お店の手提げ袋
• 価格の情報
• 販売先の情報

外箱と箱の中身

外装は民話らしい絵柄が入っており、お土産らしさを感じさせます。
また、外箱もいもくり佐太郎の専用箱になっているところもいいなって思いました。

こちらは12個入のもの。型崩れなくきれいに収まっているのもいいところ。

個包装も包装紙と同じ絵柄となってます。

個包装から取り出すと、フィルム包装もされていて丁寧に。こういう所もお店の対応が表れるところだと思います。
品質を保つことの他に、袋から出してこのままいただく際にフィルム包装があると手が汚れません。配慮が感じられますね。

お味の感想

いもくり佐太郎は、さつま芋に白餡を合わせた生地に粗く刻んだ栗が入った和風のスイートポテト。
表面に焼き色がありますが、食感としては柔らかなめらかといった印象。食べやすい感じです。

中の栗はまばらに入っておりますが、栗粒の歯ざわりも良いと思います。
お味は、濃厚と言いますかコクを感じられるような味わいで芋餡の甘さがとても良い塩梅です。

たまに大きめの栗も入っていて、栗の存在感もばっちりかと。

口あたりが良く、芋餡のお味も良く、栗の歯ざわりや風味も良く。
さつま芋や栗といった和菓子が好みの方であればきっと気に入ってもらえるようなお味でした。

包装や箱の雰囲気も含めて丁寧に作ってくださっているお菓子なところもいいですよね。
お土産にひとつ、喜ばれるお品と思います。

「いもくり佐太郎」の由来となった民話

ところで、いもくり佐太郎は福島の民話「しのぶの里」より由来しているそうですが、その物語が添付の栞に記載されておりました。

以下、添付の栞を引用

『昔、しのぶの里の佐太郎という男のひとり娘に、吾妻の山の神が横恋慕－嫁にほしいといい出しました。
嘆き悲しむ娘と困りはてた佐太郎をあわれんだお月様は、山の神の大好物の芋と栗を供えれば願いがかなうと教えました。
佐太郎がさっそく、芋と栗をどっさり山の神に供えると、山の神は娘をあきらめてくれ、娘はめでたくいいなづけと結ばれました。
それからというもの、村人は願い事があると山の神に芋と栗を供えるようになり、佐太郎はいつしか「いもくり佐太郎」とよばれるようになったということです。』

山の神は、古くより歌枕で知られる信夫山かと存じますが、福島わらじまつりなどでも知られますね。
福島の民話から由来する地元ならではのお菓子はいいですね～。

原材料表記

原材料は写真の通り。日持ちは2週間程でした。

カロリー

お店の手提げ袋

お店の手提げ袋は、写真のようなものでした。

価格の情報

桃里庵「いもくり佐太郎」12個入の価格は、
2,484円（税込）

12個の芋菓子
1個あたり207円

※価格は、2023年11月7日時点のものです。

他にも各種入数のものが販売されています。

販売先の情報

お菓子処桃里庵（レストラン岩代家敷大王の敷地内）

上記店舗の他、東北自動車道（国見SAなど）で購入できる他、公式オンラインショップでのお買い求めもできます。
また、大手通販サイトの取り扱いは、楽天、Yahoo!ショッピングで一部販売もありましたが、やや価格が高めの設定のようでした。（2022年4月4日時点）

食べてもらった方から感想をいただきました。（管理人）

紹介した商品の詳しい情報

公式ホームページやオンラインショップはこちらです。