飛騨のかたりべは、砂糖と水飴、麦こがし（はったい粉）、きな粉を練り合わせた生地を糖蜜で覆ったお菓子です。

私は、砂糖に水飴、きな粉と聞くときなこ棒を思い浮かべてしまうのですが、こちらのお菓子も作りはまさにきなこ棒。糖蜜をコーティングすることで上品に、甘味にも深みが重なる和菓子らしい良さが味わえるお品だと思います。

飛騨高山市の銘菓と呼ばれる「飛騨のかたりべ」は、手土産にお茶請けにとても良いものかと思います。

• 外箱と箱の中身
• お菓子の紹介
  • 麦こがし（はったい粉）ときな粉の違い
  • きなこ棒
  • お味の感想
• 原材料表記
• 価格の情報
• 販売先の情報

外箱と箱の中身

箱デザインはシンプルなもの。しっかりした厚紙の箱でした。

こちらは12個入りのものになります。密封袋に入っておりました。

銘菓 飛騨のかたりべの来歴。

『1976年　皇太子ご夫妻お買い求め。
　1980年　全国土産品審査会 厚生大臣賞受賞。
　1990年　皇后陛下お買い求め。
　2001年　岐阜県推奨観光土産品審査会 特選受賞。
　2003年　全日空国際線ビジネスクラスのお茶菓子に採用。』

素朴な疑問なのですが、皇室の方の購入情報を載せるのってどうなんでしょ？

芸能人でもスポーツ選手でもどこそこのお店で何を買ったなんて記事になれば、プライバシーの侵害！なんてなりそうです。
宮内庁に許可は取っているとは思いますが、芸能人やスポーツ選手だったら広告料を取られるような気もします。
献上菓子は、よくわかりますが「お買い求め」となるとちょっと、ん？ってなってしまいました。（穿った見方ですみません）

お菓子の紹介

お菓子の商品説明は以下の通りです。

『きな粉と麦こがし（はったい粉/香煎）のやわらかい練り生地に真っ白い絹のような糖蜜をからめたとても香ばしく上品な風味の飛騨を代表するお茶菓子です。』

きな粉と麦こがし（はったい粉）が生地に使われているようです。

麦こがし（はったい粉）ときな粉の違い

きな粉は、ご存知のように大豆を炒って挽いた粉。
麦こがし（はったい粉）は、大麦やハダカ麦を炒って挽いた粉。
大きな違いは、大豆と大麦の原料が異なる点。香ばしさや自然な甘味はどちらも近いものがありますね。

今では馴染みがなくなった麦こがし（はったい粉）ですが、昭和40年代頃までは、砂糖を入れてお湯で練ったりし子供のおやつにしていたそうです。
それから、私はあまり聞き慣れない麦こがし（はったい粉）でしたが、小麦アレルギーをお持ちの方は意外と知っていたりします。小麦と合わせて大麦、ライ麦なども受け付けない方がおられるみたいで。

身近に麦系のアレルギーをお持ちの方がいる場合は、注意ですね。

きなこ棒

糖蜜をかけられていることで、一見はどんなお菓子かわかりづらかったりします。

でも、どんなお菓子か一言に表せば「きなこ棒」

きな粉より麦こがし（はったい粉）多めのきなこ棒で、糖蜜をかけたことで上品な和菓子の装いを感じます。

お味の感想

お味は、前述の通りきなこ棒のような感じ。というのも少し違ったりするのですが、糖蜜でコーティングされ香ばしさがよろしく、糖蜜の甘さも良いものです。また、見た目ほど甘いものではなくいい甘さが染みるもの。いい味しているんですよね。
はったい粉ときな粉の練り生地は、ザラっとした食感もよく、口どけがいいのは原料や作りの良さが出ているのだと思います。

シンプルな作りのお菓子になりますが、上品さや和菓子らしさを感じられるお品でした。美味しかったです。

原材料表記

原材料は写真の通り。日持ちは2ヵ月程でした。密封袋に入ったお品ですので、開封後はお早目の召し上がりが良さそうです。

カロリー

価格の情報

音羽屋「飛騨のかたりべ」12個入の価格は、
864円（税込）

12個の和菓子
1個あたり72円くらい

※上記の価格は、2020年12月7日時点のものです。

他にも6、24、36個入のものが販売されています。

販売先の情報

高山市本店

直売店は、上記本店の他、高山グリーンホテル内、夢椿店などいずれも高山市にあります。
通販では、公式ホームページの他、amazon、楽天、Yahoo!ショッピングでの販売もありました。
私は、百貨店の催事にて購入をしたものですが、百貨店の銘菓コーナーでの取り扱いもあるかもしれません。

食べてもらった方から感想をいただきました。

紹介した商品の詳しい情報

公式ホームページやオンラインショップはこちらです。

【岐阜銘菓】音羽屋 飛騨のかたりべ (6個)

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